熱中症か 東京都内で高齢者の死亡相次ぐ

東京都内は7月に入ってからすでに10回目の真夏日となりました。こうした中、世田谷区と板橋区の住宅で高齢者が死亡しているのが相次いで見つかりました。警視庁は熱中症の可能性もあるとみて調べています。

 12日午後7時ごろ、世田谷区宇奈根の住宅を訪れた男性から「両親と連絡が取れないので様子を見に行ったら2人が亡くなっていた」と通報がありました。警視庁が調べたところ、住宅の1階で男性が床に座り込んだ状態で、2階の寝室では女性があおむけで倒れて死亡しているのが見つかりました。亡くなったのはこの住宅に住む80代の夫婦とみられていて、目立った外傷はなく、腐敗が進んでいたということです。外から侵入したり荒らされたりした跡はありませんでした。近所の人は「1週間ぐらい見ていない」「すごく元気のよい夫婦だった。旦那さんはいつもきれいに花の雑草を取っていた」などと話していました。警視庁は2人が熱中症で亡くなった可能性も含め、経緯を調べています。

 また、板橋区の住宅でも12日夜、90代の女性と60代の男性が死亡しているのが見つかりました。警視庁によりますと、4日以降の新聞がポストにたまっていたため、不審に思った新聞配達員が通報し、遺体が発見されました。当時、部屋の窓は閉め切られ、エアコンなどの空調は使われていませんでした。2人は親子とみられ、警視庁は状況から息子が死亡した後、母親が熱中症で死亡した可能性があるとみて調べています。

 東京都によりますと、東京23区では6月から7月12日までに、60代から90代の男女6人が熱中症で亡くなったということです。